2006年07月28日

プロ研魂

tobihigo.jpg

ヤングハヤブサの続き。華麗な空中殺法です(笑)。

今日は、学生時代のお笑いエピソードをひとつ、紹介します。
・・真面目な気持ちで始めたこのブログなのですが、私もハヤブサも基本的にお笑い大好き人間ですので、どうしてもどこかにお笑いを入れないと気が済みません(笑)。

文中に何人か熊本商大学生プロレスのメンバーが出てきますが、その中の1人がハヤブサ、もう1人の誰かが、現WMF所属のミスター雁之助です。誰がそうなのかは、想像してお楽しみくださいね。

少し長いですから、ページを分けています。では続きをクリックしてお進み下さい。
「青春のグレート戦」

1990年11月5日。
大分在住の私は、休日を利用して熊本を訪ね、学生時代に所属していた学生プロレスサークル「熊本商科大学プロレス研究会(以下、プロ研)」現役組の連中と、バカな遊びを楽しんでいた。

この頃のプロ研現役組
第8期生:ソープ延長、肥後瑞喜、スーパー・ストロング・ダッコチャン
第9期生:クラッシャー・バンバン・ビガーパンツ
他:不具利 太、ジャニー喜多川、カリブト・ハリケーン等
(私の現役時のリングネームは"ボンソワール・ワタナベ"。ここのハンドルネーム"bonso"は、これを縮めたものです)

8期生の3人組はそれまでの歴代プロ研メンバーの中でもとくにとんぱちな若者達で、何でも、新しく考えついた遊び、『グレート戦』というものをしょっ中やっているという。なんでグレート戦というのかは今でもわからないのだが、内容は『マージャンでいちばんビリになったものが、面白い罰ゲームをやる』という、他愛のないものだ。私もこの遊びに誘われた。

「いちばん負けたものがですね、生き恥をかかにゃならんとですよ」
「道場」と呼ばれる、皆の溜り場になっている、プロ研歴代部員の住んでいたアパートで、スーパー・ストロング・ダッコチャンくんが私にルールを説明してくれた。

「今回のノルマはですね、まず頭にナベをかぶって、このSWAシングルチャンピオンのベルトをつけて(プロ研では、わざわざオーダー・メイドでチャンピオンベルトまでこさえちゃっているのだ)、・・で、左手にホウキ、右手にトイレ掃除用のパッコンパッコン(便器が詰まったのを直すやつ)を、持ってですね・・」

「うん、うん、なる程。つまりその格好で、なんかパフォーマンスをやれば良いわけね」
生き恥、とはいっても別に、可愛らしいものだ。この程度なら、まあ軽くやってみるか。と、私はマージャン卓代わりのコタツの前に向き直った。

「で、そのパフォーマンスにも、ノルマがあるとですよ」
今度は肥後瑞喜くんが、説明を受けついだ。

「え? ・・何、まだ続きが?」
「はい。その格好のままでですね、渡鹿町のスーパーまで、買い物にいかにゃあ、ならんとですよ」
「え? ・・外に出るの?」
はい

渡鹿町のスーパーって、このアパートから 500 メートルはあるではないか。
真っ昼間、そんな格好で、路上を歩き回るというのか? ・・うむむ。

「まだそれだけじゃあ、無いとですよ。途中の道で車とすれ違ったらですね、沢田研二の『6番目のユ・ウ・ウ・ツ』ってあるでしょ。あの歌の『毎日ボク〜 眠れない〜 やるせない〜 ハッ! ハッ! ハッ!』っていうところを歌いながら、『ハッ! ハッ! ハッ!』に合わせて、トイレのパッコンパッコンを、天に向かって突き上げんといかんとですよ」
「はあ・・!?」

私は絶句した。いくらなんでもそんな恐ろしい賭け事に参加する勇気は、私には無・・・
僕はやったですよ
肥後瑞喜くんが、私を見つめて微笑んだ。彼によると、初めはノルマもそれほどキツくはなく、両手に野球のグローブをはめたままほかほか弁当を買いに行ったり、鉄アレイでカール運動をしながらだったり、だそうだ。
だんだんエスカレートしてきて、瑞喜くんは前述のチャンピオンベルトにナベ、の格好で、深夜のコンビニでエロ本を音読した、という。
"バイブで○○○"とか大声で読みましたよ

私は3人組から目をそらし、どうやってこの場から逃げ出そうか、とそれだけを考えていた。

「ワタナベさんは、参加してくれんとですか」
「寂しか〜」
「ボク達と遊んでくれんとですか」
瑞喜くん、ダッコチャン、延長くんの追い討ちの矢が、次々と私に向かって放たれた。

『プロ研魂』ば、見せてくれんとですか?
見せてください、『プロ研魂 』ば!
『プロ研魂 』ば!

ううむ、マージャンなど大分に帰ってからはホンの何度かしかやってないし・・、しかし、ここで背を向ける訳にもいかない状況になってしまった。要は、いちばんビリケツにさえならなければ良いのだ。ドベさえ引かなければそれで、無罪放免なのだ。・・数秒悩んで、私は決断した。

「・・わかった、よし、やろう!」(1979.8.26 プロレス夢のオールスター戦の、ジャイアント馬場調で)


そして私は敗北した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

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クルマが何台も、私の横を通り過ぎた。
私の50メートル程後ろには、3人組を始めプロ研メンバーがぞろぞろとついてきているので、ゴマカシはきかない。
トイレのパッコンパッコンを振り上げる、私の目に写ったその日の空の色は、確かグレーだったと記憶している。
スーパーのおばちゃんからは、「おやまあ、ナベなんかかぶって・・」と、のどかな口調で言われてしまった。

この時私の心に、ある変化が生まれた。
初めは、こんな恐ろしいマネなんて、2度とやれるか! と思っていたのだが、何だか、途中から妙に気持ち良く、楽しくなってしまったのだ。
私は3人組のおかげで、この日、あるひとつのカラを破ったのだった・・。


その後、大分に帰り妹に会うと、「兄ちゃん、熊本に行く度に、バカみたいに明るくなって帰ってくる」と言われた・・。
posted by bonso at 21:50| Comment(2) | 青春
この記事へのコメント
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渡鹿のスーパーって、もしや…(^^;;
夜中とはいえ、かなり車通り多くありませんか?
楽しいサークルですねー。(笑)
Posted by water*green at 2006年07月28日 23:49
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楽しいというか、・・いっそもうバカだと罵ってやってください(笑)。
Posted by bonso at 2006年07月29日 00:41
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